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2010年11月 6日 (土)

CSキットに使う接着剤と染料

CS(クラッシク ストーリー)のキットを販売していて一番多い質問は木部の着色、二番目はアクリル製の窓と木部の接着です。

さかつうギャラリーではCSの完成品を数多く展示していますが、この展示品の色合いが好評のためCSに頼んで丸秘(?)染料を発売してもらうことにしました。

Pam0011

ラベルには「古鈍色」とありますが、フルニビイロと読み、日本の伝統色からとったネーミングです。

黒が基調ですが、これを木部にしみこませると元々木の持っている茶色系と相俟って結構古びた下見板(建物の側板)に仕上がります。

メーカーでは慣れているのでこの染料に材料をどぶ浸けにしてしまうようですが、私は平筆でササーッと塗っていきます。
好みより薄ければ何度か塗り足すこともあります。

もう一色発売になる予定です。

Pma0012

「木枯茶」と書いてキカラチャまたはコガレチャと読ませます。
こちらは先の「古鈍色」と違って、防腐剤のこげ茶色がまだ残っている木部を表現するのに使います。

いずれも、塗料というより木にしみこませる染料として使うため、組立て前の素材の段階で使用します。
組立て後では接着剤がしみこみのじゃまをして色むらが発生するのでご注意ください。

発売は今月の中旬~下旬の予定で価格は直径約5..5センチ、高さ11センチ弱の缶入りで一本1,890円です。

もう一つの新製品は「窓用アクリル接着剤」です。

クラッシク ストーリー製のストラクチャー(建物)キットのガラス表現には一般に使われている塩ビ板ではなく、特注の0.2mmという極薄アクリルが使用されています。

Pam0010

これは透明度、平滑度のいずれを取っても塩ビ板よりガラスに近いためです。
ただ、木製の枠と接着するのに適した接着剤は意外と少ないため、メーカー自ら接着剤を発売したものです。

接着には面相などの細い古筆を使って木製枠とアクリルをしっかり合わせた間に毛細管現象を使って差し込むように流し込みます。筆は付属しませんのでご自身でご用意ください。

Pma0010_1

接着する時はアクリル側から接着剤が回り込むのを確認しながら行います。
口などで風をあててやれば30秒ほどで実用強度が出てくれるので、上下を返して反対側からも接着剤を流し込みます。

Pma0010_2

こうして4~5個の窓やガラス戸を組み立てているうちに、最初に接着したものが乾きますから、上下を油目ヤスリや目の細かいダイヤモンドヤスリで2~3回なめてやると、切り抜かれている側板の窓枠などにピッタリと気持ちよくはまります。

この時のコツは絶対に削りすぎないことで、窓枠などに対しはめ込むものがダブダブだと綺麗につきません。
キュッと気持ちよく入るクリアランスを体得してください。そうすると接着剤がなくても所定位置でしっかり止まりますから、接着剤は補助的に使う程度の量ですみ、すっきりとした組み合立てが可能となります。

商品は本日発売。店頭でもネットでもお求めいただけます。
缶のサイズは直径5.5センチ弱高さ3センチ弱で価格は840円。
非常に揮発性の高い接着剤なので取り扱いには充分ご注意ください。

以上のことはクラッシック ストーリー代表の山川氏を招いての講習会を11月27日土曜日に開催します。

当日はスペースの都合で受講者は四名までですのでご希望の方はお早めにお申込ください。

ちょっと長くなってしまいますが話題をもう一つ。

先日当方からトミーテックのスーパーミカーブ(半径103mm)の小判型を使ったHOナローの極小レイアウトを提案したところ、CSの山川氏もノリノリ。

とりあえずは自分たちで楽しんでしまおうと、鉄道の背景や可愛い車輌達のアイデアをワイワイ言いながら出し合っています。

またまた商売そっちのけのCSとさかつうギャラリーにご批判もありましょうが、我々の好きなものに賛同してくださる方も少しはいらっしゃるだろうと期待しながら、間もなく新鉄道会社の設立です。


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